2020.10.4
当教室のS君が、Google キッズAIプログラミングコンテストで6名のファイナルステージまで残りました!
そして運命のグランプリは、、、、
残念ながらSくんではありませんでした。mebumebuさん、おめでとうございます。
正直、よし行けた!と思っていましたし、おそらく審査委員の中でも接戦だったことでしょう。本人も非常に悔しがっていたそうです。
同じ日、同学年の娘はバスケの試合で、第1試合に80点差ぐらいで負けたそうです。
試合時間40分の間、1分に1ゴールづつ延々と入れられるということ?1試合まるまるサンドバッグ状態だったのでしょうか。
しかし第2試合は接戦の末に逆転勝ちしたため、最後は喜んで帰ってきました。
2人はそれぞれ、この勝敗結果から何を得、何を失ったのでしょうか。
もちろん挫折感やくやしさ、それをバネにして再挑戦を誓う強さ、または接戦を制した喜びや自信、成功体験などさまざまでしょう。
ただいずれにせよ彼らはまだまだ若い。結果で人生が左右されるようなことはなく、むしろすべてが糧になることでしょう。そう考えると、一時的にプラスの感情であれマイナスの感情であれ、長い目で見れば大きく違わないものです。
個人的にも部活で全国大会に出たり、学生草レースで優勝したりしたこともありましたが、勝った喜びってそんなに残っていなくて、あの空間で過ごしたとか、あの時間を精一杯やったという思いが強いですよね。
結局最後に残るのは「自分の感情を揺さぶる場所にいた」ということ自体であり、それはある部分究極の競技大会・オリンピックにおいて「参加することに意義がある」と言われる所以でもあるかと思います。
つまりS君は今回「GoogleのキッズAIプログラミング」という日本の舞台に立ったという大きな経験値を得たのであり、それは次回の挑戦だとか、さらに世界を視野に入れるといったステップを1段上った瞬間だったと思います。
そして今までずっと彼を見てきてもっとも成長した要因は、過去のコンテスト受賞経験とかTV取材で有名になったとかではなく、ScratchDay2019 in 東京において自分の作品ブースを出展し、前を通るScratcherに1日中声をかけ続けた地道な努力、人を集め人と共有し自分を持ち出し続けたという経験こそが、彼の大きな力の源泉に他なりません。
あらためて、S君おめでとう!君はとても大きな価値(=勝ち)を得たんだよ!