2019.10.6
[プログラミング]
金曜日の諏訪教室では、PONG(ボールを打ち返すゲーム)を作ってみました。
中学生は学校で勉強した入射・反射を使って、一生懸命考えていました。
しかしなんとそれを横目に小学生が、「できた!」と答えを見つけてしまいました。
プログラミングは、 同じことをやっていても、学年や成長度に合わせた学びがあるのですね。
パドルに当たるとボールが跳ね返る。
Scratch公式テキストでは子どもでもわかりやすくするために、入ってきた方向±10°の乱数で打ち返しますが、子どもたちはそれでは納得しない。
「変だ!」と。
じゃあどうなればいい?
「こっちの方にはねかえる!」
「反対側に、こう、同じぐらいの角度で」
なるほど、それをScratchでどうやればいいかな?
「んー」
「ちょっと待って」
「たしか入射角と反射角っていうの習った!」
ほほーじゃぁ小学生にわかるように説明して?
「えーうまく言えない」
「こう飛んでくると、紙を折って開いたような感じで・・・」
おーいいねぇ、それってなんて言うんだっけ?
「あれだ、点対称とか、線対称とか?」
「それなら僕も知ってる!」
などという対話が延々と1時間ぐらい続く。
しかし会話から離れて一人で黙々と作業していた6年生。明るくてScratchが大好きだけど、割と一人で黙々のタイプ。その子が声をあげた。
みんなで見に行くと、確かにうまくはね返る。
とても美しい式で表されている。
しかし彼にはその式は説明できない(小学校ではマイナスのかけ算は習っていないので)。ただいろいろ試行錯誤しているうちにできてしまった。
子どもたちはそんなことがよくにある。
同じことをやっていても、学年や成長度に合わせた学びがある。
これがあるから、プログラミングはとても面白い。
おまけ、教室が終わってもまだ帰らない中学生